ベリーダンスはその土地によって、踊り方・使う音楽・衣装などが異なります。
インストラクターによっても、好みや得意ジャンルが違いますので
スタジオによってカラーがあったりします。
どこでレッスンを受けるか悩んでいる方は「ベリーダンスにもいろいろジャンルがあるんだな〜」と頭の片隅にあると選びやすくなるかもしれません。
今回はすごく簡単に ベリーダンスのジャンルについて解説してみます。
ベリーダンス ジャンル
オリエンタル

踊りや衣装は華やかで美しく品があり
レストランショーのオープニングほとんどが名曲を使ってオリエンタルで登場。
舞台だと群舞で踊られることも。
オリエンタルは名曲が多く、1曲にさまざまなリズムが詰め込まれていて
そのリズムによって踊り方を変えたり 表現を変えたりとダンサーの個性が現れます。
よく使用される名曲: Sel Al Hosen、Alf Leyla Wa Leyla、Azizaなど
そんなオリエンタルですが、「エジプシャン」と「ターキッシュ」があります。

【エジプシャン】

大舞台でのパフォーマンスというよりかは、レストランショーで踊るイメージ。
ダイナミックでアクロバティックな動きはなく、繊細だったりコミカルだったり。
表現も豊かにでき、音楽を心で感じ 物語を全身全霊で表現する。
衣装での肌の露出は、ターキッシュに比べれば控えめです。
踊りも音楽も大地を感じさせるような重厚感があり、その土地を愛する思いがつたわります。
サイーディというリズムの踊りは 力強くエジプトのパワーを感じますよ(個人的に1番好きです)。
基本裸足で踊り、小道具はベール、アサヤ(ステッキ)など
【ターキッシュ】

激しく情熱的、動きもダイナミックでアクロバティック。
床に寝そべってフロアーワークをしたりと、エジプシャンとは違いアスリート性がある。
音楽はエジプト音楽よりも高音でジル(指につけるシンバル)を鳴らしながら踊ったりします。
衣装は肌の露出多め、開脚できるぐらいの深いスリットが入っていて
ヒールを履いて踊ることが多いです。
群舞でアクロバティックなことはしないので、基本ソロが多いと思います。
小道具は、ジル・ベール・ソード(剣)など
トライバル

発祥地はアメリカで「トライバル(Tribal)」は「民族・部族」を意味する。
コインのついた黒いブラやチョリ、おもにクチ族の布やアクセサリー・タッセルとメダリオンと25ヤードのスカートの下にはハーレムパンツ
大ぶりのアクセサリーをふんだんに着けて、頭にはヘッドアクセと大ぶりの花。
全体的にアンティークな感じでめちゃくちゃカッコイイです。
踊りはジルを鳴らしながら群舞で踊るイメージが強かったのですが
近年ではダークなイメージが強いトライバルフュージョンが多く
ソロや2人で踊ったりもよくみられます。
踊り方はゆっくり目であまり移動はせずに 身体のパーツをわけヘビのような動きのアイソレーションが特徴的です。
アンティーク調のアクセサリーをまといダークな曲に微笑を浮かべながらヘビのように踊る姿は心奪われてしまいます。
小道具はジルやソード(剣)
フュージョン

フュージョンとは「融合(ゆうごう)」という意味で
ベリーダンス✖️フラメンコ、ベリーダンス✖️HipHopなど 他の踊りとMixさせたり
ベリーダンスをベースに ダンサー独自の世界観を表現する「創作」など さまざま。
歴史ある踊りを現代風にしたり、和風にアレンジしたりと個人のセンスを楽しむことができます。
自分の脳内にある世界をアウトプットできるので
ハフラ(身内だけの発表パーティー)で披露したり とても楽しいですよ^^
ちなみに、インド舞踊はベリーダンスの部類と勘違いされる方が多いのですが 全く違うものになります。
トライバルでよく額にビンディーをつけて踊っているからかもしれませんが
オリエンタルで額にビンディーをつけることはないです。
でも、ベリーダンス✖️インド舞踊のフュージョンスタイルだったら有りなんです^^
まとめ
ベリーダンスをはじめる理由は、ダイエット目的だったり 趣味だったりと人によってちがうと思いますが
入門の基本の動きはどのスタジオもだいたい同じなので大丈夫です。
でも「YouTubeでトライバルを見て憧れてきました」という方が、コテコテのエジプシャンの先生のレッスンを受けても納得いかないと思うのです(実際にわたしが経験しましたw)。
なので 少しだけジャンルを頭の片隅に入れておいて
下調べをし(先生のYouTubeなどを見て)レッスン申し込みすることをおすすめします。
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