アラブ音楽を聴いていると、自然に踊りたくなるようなリズムがたくさんあります。
リズムによって雰囲気や踊り方が違ったりして、観ても 聴いても楽しめるのがオリエンタル ダンスのおもしろいところ。
本来ならリズムや踊り方など考えずに、アラブ音楽をたくさん聴いて感じたままに踊ることが素敵なのですが
慣れてくると リズムを知りたくなりますし、人前で踊るとなるとリズムは理解しておいた方がいいでしょう。
今回は 初心者さん向けに、アラブ音楽のリズムをすごく簡単に4つだけに絞って解説してみます。
よく使われるリズム

Maqsum(マクスーム)
「楽しい!」「ノリノリ!」「踊りたい!」と感じさせるマクスーム。
軽やかで親しみやすく、とても踊りやすいリズムです。
ドパッパドッパ・ドパッパドッパ 4拍子です。
Saidi(サイーディ)
エジプトのナイル上流にあるサイーディ地方のフォークロア(民族舞踊)のサイーディ。
ミズマールというチャルメラのような高い音の管楽器が入ったりします。
ドパッドドッパ・ドパッドドッパ 4拍子です。
\サイーディ定番曲と動画まとめ記事/

Baladi(バラディ)
サイーディとはまた違った雰囲気のバラディですが、エジプト魂を感じさせる民族舞踊です。
個人的に リズムがバラディに切り替わる瞬間がたまらなく好きで、雰囲気がガラッと変わります。
ドドッパドッパ・ドドッパドッパ 4拍子です。
Malfuf(マルフーフ)
「堂々と歩く」「ステップ・ステップ」「ターン・ターン」などなど、ステージいっぱい自由に動いて踊るイメージです。
軽やかでテンションが上がりますし、ダンサーが1番華やかに見えるのもマルフーフの時かなと個人的に思います。
ドッパッパ・ドッパッパ・ドッパッパ・ドッパッパ 2拍子です。
とてもわかりやすい Artem Uzunovさんの動画がおすすめです↓
マクスーム・サイーディ・バラディの違いが難しいのですが
【マクスーム】ドパッパドッパ
【サイーディ】ドパッドドッパ
【バラディ】 ドドッパドッパ
「パ」→「ド」に変わるだけで少し重くなります。
リズムを早く覚える方法

耳で聴いているだけだと 覚えるのに時間がかかりますので
YouTubeのArtem Uzunovさんのように 口ずさみながら体を動かすと、身体全身で覚えることができ 音に反応できるようになります。
「いや〜…恥ずかしーな」と思うかもしれませんが、慣れます^^
普段からやっていると、踊るとき とても楽になります(踊りは吹っ切れることが大事なのです)。
まとめ
日本人は勤勉なので 感覚よりも頭で考えて覚える方が得意だったりします。
しかし音楽は 字の如く「音を楽しむ」ことが大事で
感じとったまま表現することで心も身体もナチュラルにつながるのだと思うのです。
「考えるな。感じろ。(ブルース・リー)」です^^
音楽を身体全身で楽しんでみてくださいね♪
\アラブリズムCDも紹介してます/

\アラブ音楽の楽器を解説/
